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青年2級2016 開目抄 練習問題の解答 全

2016年、青年部教学試験2級・開目抄の練習問題(各段の設問)に対する解答のページです。

【問1の解答】
文永9年2月に、佐渡において、門下一同に与えられた。別名は「人本尊開顕の書」。

【問2の解答】
主師親、儒外内
主の徳⇒人々を守る力・働き
師の徳⇒人々を導き教化する力・働き
親の徳⇒人々を育て、慈しむ力・働き

【問3の解答】
未顕真実⇒未だ真実をあらわさず
要当説真実⇒要ず当に真実を説き給うべし
皆是真実⇒釈尊の説法は皆これ真実

【問4の解答】
①法華経
②本門寿量品、文の底、竜樹、天親
③唯法華経=権実相対、唯本門寿量品=本迹相対、唯文の底=種脱相対
④迹門理の一念三千、本門事の一念三千

【問5の解答】
・行布を存するが故に仍お未だ権を開せずとて迹門の一念三千をかくせり
・始成を言うが故に尚 未だ迹を発せずとて本門の久遠をかくせり
・九界断じて仏界に至るという方便の教えを開いて九界の衆生に仏界が具していると言う真実を明かしていない

【問6の解答】
・水中の月を見るが如し・・・・・まことの一念三千もあらはれず
・根なし草の波の上に浮かべるに似たり・・・二乗作仏も定まらず

【問7の解答】
本因本果の法門

【問8の解答】
仏界、九界、一念三千

【問9の解答】
近くは自宗の仏がどのとうな意味の上で説かれたかを知らず遠くは法華経の寿量品において明かされた久遠の仏を知らない

【問10の解答】
①辺土に生をうけ其の上下賎其の上貧道の身なり
②発心して退転せず得道した者・発心はしたが声聞の境地にとどまった者・法華経を聞いても全く発心しない者
③日本国に此れをしれる者は但日蓮一人なり

【問11の解答】
①諸宗こそ人々を苦悩に陥れる元凶であること
②父母兄弟師匠に国主の王難必ず来るべし・三障四魔必ず競い起るべしとしりぬ
③慈悲なきににたりと思惟する・今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし
④二辺の中にはいうべし

【問12の解答】
涅槃経「若し善比丘法をやぶる者を見て置いて呵責し駈遣し拳処せずんば当に知るべし是の人は仏法の中の恐なり」
摩訶止勧「三障四魔粉然として競い起こる」

【問13の解答】
①「須弥山はなぐとも(須弥山を投げる)」「乾草 を負うて劫火には・やけずとも(枯れ草を背負って大火の中に入っても焼けない)」「恒沙の経経をば・よみをぼう(恒沙の経典を読みつくす)」
②不退転の誓願を立てた

【問14の解答】
「大事の難・四度なり(松葉ケ谷の法難・伊豆流罪・小松原の法難・佐渡流罪)」
「王難すでに二度にをよぶ(伊豆流罪・佐渡流罪)」
「今度はすでに我が身命に及ぶ(竜の口の法難)」

【問15の解答】
猶多怨嫉・況滅度後(釈尊在世ですら難が多かったが、滅後は更に多くの難が現れる)

【問16の解答】
像・末・闘諍・猶多怨嫉況滅度後

【問17の解答】
①天台・伝教・慈悲
②「一分のしるしもなし(諸天の加護がない)」「重科(竜の口の法難・佐渡流罪)」

【問18の解答】
①大聖人が末法の日本に出現し大難にあわなければ法華経観持品の文が嘘になってしまう
②伊豆流罪・佐渡流罪
③「俗衆増上慢(諸の無智の人あつて・悪口罵詈等し・刀杖瓦石を加う)」
 「道門増上慢(悪世の中の比丘は邪智にして心諂曲)」
 「潜聖増上慢(白衣の与に法を説いて世に恭敬せらるること六通の羅漢の如し)」
④大聖人が法華経を末法においてただ一人身読された事

【問19の解答】
①悪道・悪世に苦しむ人を救うため自ら願って悪道・悪世に生まれること
②現実の大難の苦しみは確かに耐えがたいが、未来には悪道を脱し成仏出来る事

【問20の解答】
①「世間の疑=世間一般や門下の一部から法華経の行者ならばどうして諸天が守護しないのか」「自心の疑=わが身が法華経の行者ではないのかそれとも諸天善神が国を捨て去っていなくなったのか」
②此の書の肝心=大聖人が法華経の行者であることを明らかに出来るから
 一期の大事=同時に人本尊開顕の意義をあらわす

【問21の解答】
①予此をあらそはず=この問題はあくまで経を根拠に判ずべきであるとの姿勢をしめされている
②天台・・得給えり=一念三千を天台だけが知っていた

【問22の解答】
法華経の説法の二つの場所と三つの会座で(前霊山会・虚空会・後霊山会)

【問23の解答】
①法師品の「巳今当」(すでに説き 今説き 当に説き)
②当世日本国に第一に富める者は日蓮なるべし命は法華経にたてまつり名をば後代に留べし
③六難九易を身読された大聖人は須弥山の王と同じ

【問24の解答】
三箇の勅宣=釈尊が聴衆に滅後における法華経の弘通を三回にわたって進め命じた事
二箇の諌暁=悪人成仏と女人成仏

【問25の解答】
①提婆達多 竜女
②一切衆生が成仏出来る事を明確にした

【問26の解答】
①魂魄(こんぱく)
②竜の口の法難
③発迹顕本(しゃくをはらってほんちをあらわす)

【問27の解答】
俗衆=諸の無智の人の悪口罵詈等し及び刀杖を加うる者有らん我等皆当に忍ぶべし
道門=悪世の中の比丘は邪智にして心諂曲に未だ得ざるを為れ得たりと謂い我慢の心充満せん
潜聖=或は阿練若に納衣にして空閑に在つて自ら真の道を行ずと~~誹謗して我が悪を説いて是れ邪見の人・外道の論議を説くと謂わん

【問28の解答】
①社会的評価=世間の人々からは現実の苦悩や煩悩を超越した果徳を得た聖人のごとく尊ばれている。本人もそう思っている
②その内心の本質=内心は邪見が強く俗世間事を思い貪欲に執着している愚痴の者
③正法の者に対する行為=正法を持つ者のことを人々に悪く言い誹謗する
④権力と癒着=国の権力者に訴え法華経の行者を迫害しようとする
②大聖人こそ潜聖増上慢の正体を見抜く仏眼を得た人であることを示唆していると拝する

【問29の解答】
①、仏と提婆とは身と影とのごとし生生にはなれず聖徳太子と守屋とは蓮華の花菓・同時なるがごとし
②法華経を身読した「法華経の行者」こそ末法の一切衆生から仰がれるべき師匠にほかならないこと
③一眼の亀の浮木に値うなるべし

【問30の解答】
①ア過去、イ現在、ウ未来、エ現在
②不軽菩薩には過去の法華経誹謗の宿業があり、これが理由で不軽菩薩を迫害した人々に現罰がなかった

【問31の解答】
①詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん
②しゃりほつ
③善に付け=自身にとって快いこと(安楽や快楽にとらわれる)
 悪につけ=自身にとって不快で苦しいこと(苦難によって退転する)
④ただ成仏を遂げられないだけでなく深い苦悩に沈みゆく因となる
⑤ア:柱、イ:眼目、ウ:大船

【問32の解答】
①法華経
②法華経を受持することによって成仏できる 愚人であっても受持しぬならば求めずしておのずから解脱できる

【問33の解答】
①ア我 イ疑う心 ウ仏界 エ天の加護 オ現世の安穏
②いざ、わが身に大難が起こった時のこと

【問34の解答】
①摂受=相手の見解を容認しつつ寛容な姿勢で次第に正法へ導く
 折伏=自らの内なる悪、己心の魔と戦い打ち破っていく
②末法に摂受・折伏あるべし所謂悪国・破法の両国あるべきゆへなり、日本国の当世は悪国か破法の国かと・しるべし

【問35の解答】
①ア:呵責、イ:駈遣、ウ:挙処
②仏法の中の怨なり
③我が弟子真の声聞なり(真の弟子となる功徳をうける)

【問36の解答】
①日蓮は日本国の諸人にしうし父母なり

【問37の解答】
①愚人にほめられたるは第一のはぢなり (法華経を知らない者に褒められるのはかえって恥となる)

【問38の解答】
①時に適うのみ→末法と言う時に法華経の行者として生まれた事
②大聖人があわれた数々の難(佐渡流罪や竜の口の法難でさえ小苦である)
③わが身に降りかかった大難を悉く乗り越えて御本仏としての大確信なので悦ばしい

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