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青年部教学試験2級 2016年昼の部 出題内容の問題と解答例

2016年(平成28年)9月25日(日)に実施された、青年部教学試験2級・昼の部の出題内容について、問題と解答例を紹介しています。

本年の青年教学2級では、全5問の内、問1から問3までが「開目抄」から、問4が「生死一大事血脈抄」から、そして最後の問5が「日顕宗を破す」から、となっています。5問中3問までが一つの御書となっており、これはまた、開目抄のボリュームの多さの反映でもありましょう。

今回、開目抄の教材は、市販の書籍・『世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために-開目抄(聖教新聞社刊・税込み700円)』でありました。本教材は電子書籍もリリースされ、全編購読時間として「十数時間・・」といった目安が示されておりました・・。

実際の出題と練習問題(設問)とを比較するといかがでしょうか。

青年2級 2016年昼の部出題の問題

◆問題◆

【問 一】「開目抄」(第1段~22段)から問に答えなさい。

1、本抄について記した次の文章の( )に正しい言葉を入れなさい。
本抄は、文永9年、佐渡の地から鎌倉に住む門下の(   )に託して門下一同に与えられました。本抄冒頭の御文では、一切衆生が尊敬すべきものとして「(    )の三徳」が示されています。

2、「一念三千の法門は但法華経の本門・寿量品の文の底にしづめたり」の御文に関して「但」の文字は三重に冠して読むことができます。次の表の( )に正しい言葉を書き入れなさい。

「但法華経」・・・・・・・(   )相対
「但本門・寿量品」・・・・   本迹相対
「但文の底」・・・・・・・(   )相対

3、次の御文の(  )に入る正しい言葉を、後ろの<語群>から選び、番号を書き入れなさい。

「本門にいたりて(   )をやぶれば四教の果をやぶる、四教の果をやぶれば四教の因やぶれぬ、爾前迹門の十界の因果を打ちやぶつて本門の十界の因果をとき顕す、此即ち(   )の法門なり、九界も無始の(   )に具し仏界も無始の九界に備りて・真の十界互具・百界千如・一念三千なるべし」

<語群>
1:本因本果  2:仏界  3:始成正覚

4、立宗宣言の際の御心境として「退転すべくは一度に思ひ止るべしと且くやすらいし程に宝塔品の六難九易これなり」と仰せられた後、九易の例を挙げられています。九易のいずれか一つを書きなさい。

(            )

5、「今度、強盛の菩提心を・をこして[    ]せじと願じぬ」の御文の[  ]に正しい言葉を書き入れなさい。

6、次の文章の[    ]に正しい言葉を書き入れ、<問い>に答えなさい。

大難を御覚悟の上で、正法弘通の闘争を貫かれる日蓮大聖人に対し、大小の難が次々と競い起こった。その意義を明かされるにあたり、法華経法師品の「此経は如来の現在すら猶怨嫉多し況や[    ]をや」等が挙げられている。
そして、「されば日蓮が法華経の智解は天台・伝教には千万が一分も及ぶ事なけれども[    ]を忍び[    ]のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし」と述べられている。さらにまた、滅後に法華経の行者が受ける大難を予言した『勧持品の二十行の偈』にふれ、”日蓮のほかに誰が、仏の言葉は真実であると証明できるだろうか”との確信を示されている。

<問い>
文中の『勧持品の二十行の偈』の「数数見擯出」について、本抄では「数数の二字いかんがせん」と仰せです。大聖人が受けられた法難のなかで、この「数数見擯出」にあたる法難を二つ挙げなさい。

(      )(      )

【問 二】「開目抄」(第23段~44段)から問に答えなさい。

1、本抄で、大聖人は、ご自身が法華経の行者であることの証明として、法華経(   )品の「三箇の勅宣」等を挙げています。(  )に正しい言葉を書き入れなさい。

2、大聖人は「当世・日本国に第一に富める者は[     ]なるべし命は[    ]にたてまつり名をば後代に留べし(中略)法華経の六難九易を弁うれば一切経よまざるにしたがうべし」と仰せになっています。[  ]に正しい言葉を書き入れなさい。

3、本抄で堤婆達多品の「二箇の諌暁」に触れ、「挙一例諸」として「末代の女人の成仏往生の道をふみあけたるなるべし」と述べられたのは誰の成仏ですか。その名前を(  )に書き入れなさい。

(      )

4、本抄では、勧持品を身で読まれた姿として、「日蓮といゐし者は去年九月十二日子丑の時に頸はねられぬ」と仰せです。この御文が示す意義は、次のどれですか。正しい番号を○で囲みなさい。

1、出世の本懐 2、巳今当 3、発迹顕本

5、次の勧持品の経文は、それぞれ、三類の強敵のいずれを説明したものか。(  )に正しい言葉を書き入れなさい。

イ、「邪智にして心諂曲に未だ得ざるを為れ得たりと謂い我慢の心充満せん」 ・・・・・(     )増上慢

ロ、「是の人悪心を懐き常に世俗の事を念い名を阿練若に仮て好んで我等が過を出さん」・・・・・(     )増上慢

ハ、「諸の無智の人の悪口罵詈等し及び刀杖を加うる者有らん」 ・・・・・(     )増上慢

6、大聖人は僭聖増上慢について、妙楽大師の「第三最も甚だし」等の言葉を引いています。最も甚だしいとされる理由について、正しいものを一つ選んで番号を○で囲みなさい。

1、大勢いるから
2、正体を見抜き難いから
3、権力者だから

7、本抄では、僭聖増上慢は誰であると仰せですか。その人物の名前を書きなさい。

(     )

8、本抄で、「仏と[   ]とは身と影とのごとし生生にはなれず聖徳太子と守屋とは蓮華の花菓・同時なるがごとし、[     ]あらば必ず三類の怨敵あるべし」と仰せです。御文の[   ]に正しい言葉を書き入れなさい。

9、大聖人は、御自身を迫害する者に罰の現証が出ない理由を3点にわたって説明されています。一番目は、謗法の罪ある行者を迫害した場合、二番目は、誹謗者の堕地獄が必然の場合です。三番目は何か、簡潔に記しなさい。

(                        )

【問 三】「開目抄」(第45段~50段)から問に答えなさい。

1、次のイ、ロの御文の[  ]に正しい正しい言葉を書き入れなさい。

イ、「詮ずるところは[  ]もすて給え[  ]にもあえ身命を期とせん」

ロ、「我日本の[  ]とならむ我日本の[  ]とならむ我日本の[  ]とならむ等とちかいし願やぶるべからず」

2、「転重軽受」についての御文「今ま日蓮・強盛に国土の(1、護法 2、謗法)を責むれば此の大難の来るは過去の重罪の今生の(3、護法 4、謗法)に招き出だせるなるべし」の( )の中の正しい言葉を選んで番号を○で囲みなさい。

3、成仏を目指す信心の根本姿勢について述べられた次の御文の[  ]を埋めなさい。

「我並びに我が弟子・諸難ありとも[       ]自然に[   ]にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・[   ]は[   ]なるべし」

4、大聖人は「摂受・折伏と申す法門は水火のごとし」と述べられた後、「(1、無智・悪人の国土に充満の時 2、邪智・謗法の者の多き時)は折伏を前とす(3、安楽行品   4、常不軽品)のごとし」と仰せです。(   )の中の正しい方を選んで番号を○で囲みなさい。

5、本抄の結びの段で、大聖人こそが末法の一切衆生にとっての下種の三徳にほかならないことを宣言された御文「日蓮は諸人に[       ]なり」の[  ]に正しい言葉を書き入れなさい。

【問 四】「生死一大事血脈抄」から問いに答えなさい。

1、本抄で「久遠実成の(   )と皆成仏道の(   )と我等(   )との三つ全く差別無しと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり」と仰せです。(  )に入る正しい言葉を<語群>から選び、番号を書き入れなさい。

<語群>
1、法華経  2、釈尊  3、衆生

2、次のイ、ロの御文の[   ]に正しい言葉を書き入れなさい。

イ、「過去の生死・現在の生死・未来の生死・三世の生死に[    ]を離れ切れざるを法華の血脈相承とは云うなり」

ロ、「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して[    ]にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば[       ]も叶うべき者か」

3、大聖人は、最蓮房に対して「貴辺豈真金に非ずや」と賞賛されています。この御文に関して、イ、ロの問いに答えなさい。

イ、大聖人は、最蓮房のどのような振る舞いを称賛されているか書きなさい。

(               )

ロ、さらに大聖人は、最蓮房との三世にわたる師弟の絆について、法華経化城喩品の一節を挙げています。その経文の一節を書きなさい。

(               )

4、本抄の末尾で日蓮大聖人は「生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ、煩悩即菩提・生死即涅槃とは是なり、[   ]の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり」と仰せです。御文の[   ]に正しい言葉を書き入れなさい。

【問 五】「日顕宗を破す」から、イ~ニ の御文の( )に入る一節を、後ろの<語群>から選び、番号を書き入れなさい。

イ、「時の貫首為りと雖も仏法に相違して己義を構えば(    )」
ロ、「日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏になる血脈を(    )」
ハ、「僧も俗も尼も女も一句をも人にかたらん人は(    )」
ニ、「出家して袈裟をかけ懶惰懈怠なるは是仏在世の(    )と仏記し給へり」

<語群>
1、如来の使と見えたり
2、六師外道が弟子なり
3、之を用う可からざる事
4、継がしめんとする

以上、全5問。

青年2級 2016年昼の部出題の解答例

◆解答例◆

【問一】
1、(順に)四条金吾  主師親
2、(順に)権実    種脱
3、(順に)3 1 2
4、「須弥山を他方の無数の仏土に投げ置く」など
5、退転
6、↓↓
<文中の空欄に入る言葉>
(順に)滅度の後  難  慈悲
<問い>
(順不同)伊豆流罪  佐渡流罪

【問二】
1、宝塔
2、(順に)日蓮  法華経
3、竜女
4、 3
5、↓↓
イ、道門
ロ、僭聖
ハ、俗衆
6、 2
7、(極楽寺)良寛
8、(順に)提婆  法華経の行者
9、一国謗法で諸天善神が去った場合

【問三】
1、↓↓
イ、(順に)天  諸難
ロ、(順に)柱  眼目  大船
2、(順に)2  3
3、(順に)↓↓
疑う心なくば
仏界
まことの時
わするる
4、(順に)2  4
5、しうし父母

【問四】
1、(順に)2 1 3
2、↓↓
イ、法華経
ロ、(順に)異体同心  広宣流布の大願
3、↓↓
イ、「日蓮に随順し又難に値い給う」などの趣旨
ロ、在在諸仏土常与師倶生
4、信心

【問五】
イ、3
ロ、4
ハ、1
ニ、2

以上、解答例。

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